lanケーブルの形状ですが、大きく分けて二種類のものがあります。lanケーブルの断面形状に注目し、円形のものと、非常に細長い長方形状のものです。円形とは言っても本当の意味での円ではなく楕円状のものもあります。この二つのタイプのlanケーブルはそれぞれに特徴がありますから、目的に応じて使い分けるようにすると良いでしょう。
断面が円形のものは一般的で製品の種類も多く、形以外の要素、例えば通信速度や長さといったもので自分の欲しいタイプを選びやすいという特徴があります。また、利用時に多少のねじれには強いという特徴もあり、あまり繊細な使い方をしなくても済むことが利点と考える人も多いでしょう。これに対して断面が長方形のものは、平たいパスタのようにも見えることから、パスタケーブルと呼ばれることもあります。この特徴は非常に薄いために、床を這わせたりしやすいことにあります。
ある程度の太さがある円形ケーブルを床に這わせると、躓いたりする原因となったりしますが、薄いケーブルであればそのような可能性も低いですし、壁に貼り付けるように配線することも比較的しやすいわけです。ただ、そういう意味で邪魔になりにくいとは言っても、上に重量が恒常的にかかるようなことはあまり望ましくありませんから注意しましょう。常時踏みつけるとか、重い家具をその上に置くといったことは、断線の原因にもなりますから決して望ましいことではありません。